プロフィール
名前:NERU(新潟演劇感想例の掲示板運営部)
ウェブサイトURL:http://ak.to/geki
一言:リポーターさんをゆる〜く募集中です♪

2013年06月11日

第23回稽古場リポート|みっくすじゅ〜す倶楽部「Crimers Hi↑」

DSCF3335.JPG
DSCF3313.JPGP1340636_R.JPGP1340628_R.JPG
皆様はじめまして、後藤忠彦(劇団@nDANTE)です。
今回のリポートは、みっくすじゅ〜す倶楽部さんの登場です。
この日は殺陣の稽古中でした。

☆作・演出の本間克彦さんにお話を伺いました。
P1340635_R.JPG
––––今回の公演タイトル「Crimers Hi↑」はタイトルがまずインパクトがありますね。
(本間)「元々物語の設定を最初に思いつきました。ハイテンションであることが規制されてしまう、という物語の核になる部分から肉体が疲れているのに神経が高ぶって気持ちが高揚するという〔クライマーズ・ハイ〕という言葉が出てきて、それに合わせて英字表記も変えて、造語の独特なイメージを出して。最後の〔↑〕も含めての正式タイトルが〔Crimers Hi↑〕です。」
P1340568_R.JPG
––––ハイテンションを規制する側と、規制される側のお話になるのでしょうか?
(本間)「政府はハイテンションな人々を規制しようとしていて、ギャグだったり騒いだりするのが禁止された世界です。対してレジスタンスは人間本来の感情を殺さないようにしたい人たち。犯罪者がいればそれを取り締まる立場の人というのがいるわけで。でもそこで単純な勧善懲悪モノにはしたくないぞという想いがあるんですよ。それぞれの正義を持って行動しているキャラクター達の様子を描きたかった作品です。思想のぶつかり合いとギャグのバランスを上手く維持することを意識しました。」
P1340620_R.JPG
––––今回は様々な劇団からの客演が多いですね。キャスティングはどのように決まったのですか?
(本間)「藤井さんは演出の僕からの指名です。藤井さんあっての芝居(笑)。藤井さん、前回公演から参加してくれた高橋智くん、花野あゆみさんのみっくすじゅ〜す倶楽部所属の三人以外は、花野さんに人選を託しました。結果花野さんの〔今一番いっしょに劇をやってみたい人たち〕が揃った感じですね。稽古は2月からスタートしました」
P1340636_R.JPG
––––花野さんチョイスの部分が大きいんですね!
(本間)「みっくすじゅ〜すは、僕と藤井さんが割と自由にやりたい放題やってるところを花野さんがイイ感じに叱ってくれるような団体です。…花野さんはお母さんみたいな感じだなあ(笑)」
P1340629_R.JPG
––––キャストを想像しながら台本を書かれたのでしょうか?
(本間)「脚本の時点では、この役はこの人にやってほしいというイメージは特に持たずに、誰が演じてもいいような、ドラマやアニメの一登場人物というようにして各キャラクターを描きます。役者さんに演じて貰って自分が想像して書いたことと違う動きが出てきた面白さってありますよね。今回それを強く感じたのは客演の山本淳子さん(舞台屋織田組)が僕の想像と180度違う演技を見せてくれたときです。彼女の演技が、一番そういう振り幅が大きいですね。勿論彼女だけでなくどの役者さんもです。」
DSCF3307.JPG
––––僕も今役者として稽古中なのですが演出の指示に対して自分が思うように動けずに立ち尽くすことも多々あり…。
(本間)「僕は基本的に役者さんに演技をお任せして、前後の流れが成立しているか、面白いかを判断してそれに当てはまっていたら採用する形で稽古を進めます。きちんと役者さんの良さが引き出せていたらな、と思います。」
DSCF3308.JPG
––––劇の見所の殺陣について教えてください。
(本間)「みっくすはアクション中心の団体ではないので最初殺陣は想定していなかったんです。でも政府とレジスタンスのやりとりはアクションがあったほうが見栄えがするなぁ〜と、[en]Jya輪舞曲の小林翔くんと長谷川欽也くんにちょっと無茶を言って型を考えて貰いました(笑)」
P1340575_R.JPG
––––最後に、読者の皆様へのメッセージをお願いします。
(本間)「見所はなんといっても役者藤井智也!(笑)彼は普段裏方に徹しているので役者藤井智也が観られるのはみっくすじゅ〜す倶楽部だけ!」

☆出演者の皆さんに一言コメントをいただきました!
P1340599_R.JPG
・熊谷千尋さん(BLUES
「レジスタンスの幹部役です。この公演はギャグマンガにマジバトルを足したようなことをガチで演じるという、マンガみたいなお話です。マンガみたいなバカバカしさもあって楽しいですよ。」

P1340630_R.JPG
・藤井智也さん
「何かと格好つけるレジスタンスのリーダー役です。こういうダーティーな世界観のバイオレンスコメディ、本間さん好きなんですよね。劇中に古今東西の様々なギャグが散りばめられているのが見所です」

P1340595_R.JPG
・花野あゆみさん
「稽古場の雰囲気は楽しいですよ!イヤ月並みではなく、普段一緒にならない役者さんのやり取りが絶妙です。今回はマジメにおかしい事をするという合い言葉なので、稽古をしながらみんなで爆笑をこらえるのが日常茶飯事です(笑)
本間克彦氏がみっくすじゅ〜す倶楽部に所属して初の演出作品!(いままでは「しばとん」でした)アクの強い役者達をどう料理するのか!
また、普段は明かりを照らす代表 藤井の貴重な役者姿も必見です!皆さんのご来場お待ちしております!」

P1340639_R.JPG
・高橋智さん
「主人公です。が、頑張るっス!(注:高橋さんは普段はこんなに熱血キャラではないそうです」

DSCF3339.JPG
・井上晶子さん(劇団葛の葉)
「よろしければ皆様是非足をお運びくださいマセー…」

++インフォメーション++
みっくすじゅ〜す倶楽部第12回公演
『Crimers Hi↑』
964566_634242279922583_26269088_o.jpg 966877_634242276589250_1511243253_o.jpg
会場:シアターent.
日時:2013年
6月22日()15:00〜,19:00〜
6月23日()14:00〜,18:00〜
前売 一般1500円/学生1000円
当日 一律1800円
ご予約・お問合わせ
080-6689-0877(ハナノ)
http://mjc.3.tool.ms/5/
[補足]
会場(シアターent.)はこちら


大きな地図で見る

文責:後藤忠彦(劇団@nDANTE
写真:片野阿佐美(劇団@nDANTE
posted by 「例の掲示板」運営部 at 19:49| 新潟 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第19回稽古場リポート|剣舞道 峰精館「劇剣詩舞〜新撰組・一人静〜」


DSCI1078_R.JPGDSCI0952_R.JPGDSCI0848_R.JPG
今回は、剣舞道峰精館さんのリポートで万代市民会館にお邪魔して来ました。この日は西川公演も近く、皆さん隊士服での稽古風景で見学するこちらもワクワクさせられました!

☆さっそくですが、作・演出の高田一樹さんにお話を伺いました。
DSCI0730_R.JPG
――それでは高田さん、よろしくお願いします。
(高田一樹)「えーっと、今稽古場に自分の家族、父(高田峰精)と妹(高田真衣)がいまして、高田だけだと全員返事をしてしまうんですけれども(笑)」

DSCI0895_R.JPGDSCI0963_R.JPG
――( ̄○ ̄;) 宝石みのわもびっくり、な高田ファミリー勢揃いなんですね!混乱を避けるためにも高田一樹さんとお呼びすることに致します。
まず、公演団体である「剣舞道 峰精館」について教えてください。
(高田一樹)「剣舞道 峰精館というのは純粋な演劇団体ではなく、伝統芸能である剣舞の団体です。時代劇に出演するので刀の扱いを学びたい、というような理由で役者さんが入門することもあります。あくまで剣舞を広めるツールとして、演劇を利用している形ですね。」

DSCI1039_R.JPG
――今回の「新撰組・一人静」以前にも峰精館名義でこういった公演を打たれていますよね。
(高田一樹)「元は2007年に剣舞と劇をミックスした公演を行い、それが好評だったことから2009年に新撰組をテーマにした公演を行い、それ以降、もっと観たいという要望にお答えして油小路の変、第2回ミナト演劇祭で上演した山桜がスピンオフの作品、そして今回の一人静につながっています。
山桜、油小路の変に登場するシーンが繰り返される場面もあり、一人静はその集大成のような位置づけになりますね。」

DSCI0948_R.JPG
――稽古はいつぐらいから?
(高田一樹)「1月半ばからですので約3〜4か月になります。今回役者さんを公募しており、そういった方のためにまず刀の使い方だけを学び刀に慣れる期間をとったり、衣装の着方講座を行ったりしました。皆さん熱心で上達がとても早かったです。」

DSCI0951_R.JPG
――役者さんの公募はどのように行われたのですか?
(高田一樹)「主にチラシやTwitterを利用して募集をかけました。ただ、まるっきり何も経験が無い方というのはいなくて、何かしらの形で演劇に触れてきている、少なくとも高校で経験している、といった方がほとんどでしたね。」

DSCI1113_R.JPGDSCI1099_R.JPG
――今Twitterというお話が出ましたが、参加者同士が和気あいあいとしている様子が皆さんのTwitterでのやりとりからも感じられますね。
(高田一樹)「そうですね、Twitter上でも今回の芝居のセリフでやりとりをしたり…(笑」

DSCI1081_R.JPGDSCI0792_R.JPG
――そんな豪華キャストの公演、人数の多さが凄いですよね。
(高田一樹)「今までキャストが全員揃ったことは一度しかないんです。その貴重な一回は通し稽古にさせてもらいました。遠方からだと小千谷や柏崎から通う参加者もいます。例えば新保智之くんなんかは、以前に島田魁をやった経験があり、僕がキャストを変えたく無いということを伝えたらそのオファーを受けてくれる形で、はるばる小千谷から通ってくれています。」

DSCI1009_R.JPGDSCI0956_R.JPG
――各隊士は役者さんの個性に合わせた「あて書き」なんですね。
(高田一樹)「何度も公演を重ねて、キャストが一部変更になった部分もありますが基本的にはずっと同じ方に演じてもらっていますね。実現するかどうかはまだわからないのですが、まだ登場していない役でも僕の中では、この役は○○さんだなーという構想があったりして、新潟演劇界で新撰組隊士全員を揃えられたらなあと…(笑」

DSCI1053_R.JPGDSCI1039_R.JPG
――もともと歴史が好きでこのような脚本を書くようになったんですか?
(高田一樹)「そんなこともなく、大河ドラマの新撰組!を観たくらいでしたね。脚本を書くにあたり歴史を勉強した部分も多いのですが戦国武将の戦いが戦略に重点が置かれているのに対し、幕末の戦いは人一人一人の戦いなんだなというのを意識しますね。同時に新撰組というチームの物語なんだなと。今回も、時代劇にしては珍しいことに敵の組織というものが登場しません。登場するのは、女性を除いては新撰組隊士のみです。油小路の変にしても内部抗争がテーマなのでやはり描かれるのは隊士です。
史実という観点からですと歴史に嘘をついていないことが見所です。笑いどころ以外は、史実通りに描いていますよ。」

DSCI1096_R.JPG
――稽古期間中印象に残ったことはありますか?
(高田一樹)「冒頭で隊士達がズラリと並ぶ場面があります。一人一人が役の顔つき、隊士としての顔つきになったなあというのを見ると、おおー、と思いますね。刀の触り方から学んだ人が殺陣をこなしている様子も、一人一人の成長を感じます。」

DSCI0770_R.JPG
――5/26に西川多目的ホールで短縮版、6/15・16に万代市民会館で本公演上演という形ですが違いを教えてください。
(高田一樹)「まず西川公演なんですが、こちらは無料公演で内容が本編の途中までとなります。万代市民会館での公演は、もちろんその後の話も上演するため西川では登場しないキャラクターの登場、衣装として和装だけでなく洋装の登場などがあります。今回、パンフレットを新撰組好きなイラストレーターの方に描いて頂くのですがその配布も万代市民会館のみとなります。一度公演を行い短いスパンでまた上演する形はなかなかないため、役者にとって成長のための良い経験になりますよね。会場が違うと雰囲気も変わってきますし、よろしければ両方ご覧になってください。」

DSCI0761_R.JPG
――最後に、読者の皆様へのコメントをお願いします。
(高田一樹)「こういった言い方をすると傲慢に聞こえてしまうかもしれませんが、新潟でこのレベルの新撰組が観られるのはこの公演だけだ!と思っています。剣舞と劇の融合以外に、映像とのコラボレーションも取り入れています。そしてこの公演を通じてより多くの方に剣舞に興味をもって欲しいです!」

高田一樹さん、ありがとうございました。とても真摯に、作品に、そして作品に関わる役者さんスタッフさんお客さんに対して向き合っているのが伝わってくるインタビューでした。

☆出演者の皆さんに一言コメントをいただきました!

DSCI0926_R.JPG・高田峰精さん(近藤勇役/剣舞道峰精館)
「剣舞の仕事をしていると、こういった劇との融合という表現方法もあるんですね、とお客様に言って頂ける機会も多く嬉しいことです。冒頭の隊士勢揃いの場面は、やはり場が引き締まっていいですね」

*剣舞道峰精館の館長であり高田一樹さんの父親である高田峰精さん、この日も稽古を暖かく見守っていらっしゃいました。


07 神田さん決めポーズ.JPG・神田笑美子さん(藤堂平助役/剣舞道峰精館/舞台屋織田組
「…みんな格好良くて可愛いよ?」

*と、言っておられた神田さんも、隊士服がお似合いで素敵でした!


DSCI0941_R.JPG・島村哲平さん(山南敬助・服部武雄 二役/剣舞道峰精館/演劇集団NAI)
(直前まで「面白いこと…何言おうかなあ…何言おうかなあ…ああヤバいヤバいこの状態写真に撮られるー」と呟きながら)
「二度に渡る死に様、乞うご期待!」

*死ぬ役を演じる役者は長生きするという話もありますのできっと島村さんは誰よりも長生きされることでしょう!


08 もっつぁん、どこを見ているの(そして背後にもりこさん).JPG・本間智さん(伊東甲子太郎・沖田総司 二役/劇団マジカルラボラトリー/客演参加)
「大人数ならではの迫力、殺陣、映像など色々あるんですが、昔こんな人たちがいたんだなあというのを舞台を通じて感じていただきたいですね。150年変わらない大切なことを伝えられたらと。」
*コメントをしている最中もあちこちから写真を撮られたり、皆さんに愛されている本間さんでした。


05 笑顔のつのくん.JPG・初野灯毅さん(山崎烝役/フリー/客演参加)
「大人数の殺陣シーンは、僕が唯一刀を抜く見せ場です!」

*今年20歳の初野さん、その若いパワーが伝わりました!


DSCI0922_R.JPG・松田香澄さん(野村利三郎役/一般参加)
「新撰組ファン必見!です。マイナーな隊士にも目を向けてください!」

*歴史好きの松田さんならではの着眼点ですね。


文責:片野阿佐美(劇団@nDANTE)


++インフォメーション++
stage34009_1.jpg
剣舞道 峰精館「劇剣詩舞〜新撰組・一人静〜」
日時:2013年5月26日()14:00頃
会場:西川多目的ホール
料金:無料
※イベント「峰心演舞」(13:00開演)内の公演です。
万代市民会館での公演とは多少内容が異なります。
詳しくは下記webで御確認下さい。

日時:2013年6月15日()18:00〜・16日()11:00〜/15:00〜
会場:万代市民会館 6F多目的ホール
料金:前売・当日一律 一般1,500円/学生1,000円

ご予約・詳細はこちらから
http://unitjoker.web.fc2.com/

[補足]
会場の西川多目的ホールはこちらです。

大きな地図で見る

会場の万代市民会館はこちらです。

大きな地図で見る
posted by 「例の掲示板」運営部 at 10:48| 新潟 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月05日

第22回稽古場リポート|プロジェクトB@ZAN-TO第4回公演「鬼狗里王国の野望」

o0800060012554002126.jpg
今回のリポートは、プロジェクトB@ZAN-TOさんの五十嵐劇場での稽古にお邪魔させていただきました。夜の五十嵐劇場に一人また一人と人が増え、ワイワイと談笑する声が大きくなってくる様子の賑やかで楽しそうなことといったら…!

☆演出の後藤ヂツさんにお話を伺いました。
DSCI1187.JPG
――まず基本的なことからなんですけれども、ユニット名の正式な読み方から教えて下さい。
(後藤)「読みは、〔プロジェクト・バク・ザントー〕になります。この〔バク・ザントー〕は、以前爆男倶楽部という劇団がありまして、現在は休止をしていますがその残党が今もまだなんかやってるぞ、と。そういったニュアンスを込めた名前です。爆男倶楽部で活動していた者、客演として出ていただいた方、昔から爆男倶楽部を応援してくださった方、新潟演劇界の若手など様々な繋がりから人が集まり、今回のメンバーとなりました。昔とった杵柄ならぬ昔とった縁、というやつです」
o0800060012562461051.jpg
――若手からベテランの方まで、年齢層が幅広いですね!
(後藤)「爆男倶楽部時代は、男中心に、特設プールから出てきたり爆竹を使ったりバク転といったアクションを取り入れたり、と派手にやっていたので、今回若手の人たちとの稽古では若い新鮮さに昔を思い出しつつ、平均年齢40過ぎのおじさん達もまだ負けないゾという気持ちでやっていますね」
DSCI1206.JPG
――プロジェクトB@ZAN-TOさんとしてはどのくらいの頻度で公演を行っているのでしょうか。
(後藤)「一年に一回程度、夏から秋にかけての時期に何か行うことが多いですね。人が多い芝居をやることが多いので必然的に人が多く集まる時期になるというか。年に一回のお祭りをみんなで集まってパーッと楽しもう、という感覚です」
o0800060012554002125.jpg
――今回の演目「鬼狗里王国(きぐりおうこく)の野望」について教えて下さい。
(後藤)「爆男倶楽部時代はオリジナル作品中心でしたが、プロジェクトB@ZAN-TOはメンバーの中にファンがいることもあって松尾スズキ作品を行うことが多いです。とにかくコメディの、バカバカしい面白さ、ですね。元々三時間程度の劇を短縮してやっているため、場所によっては辻褄が、なんてこともありますが、それをいかにもっともらしく仕立てているかも見所です(笑)」
DSCI1200.JPG
――劇中の見所を教えて下さい。
(後藤)「コメディ要素に歌やダンスが加わり、ちょっとしたミュージカル仕立てになっています。感動バラードからおちゃらけまで幅広く。最後にはいい曲できっとホロリと涙が出ることでしょう。バンド経験があるメンバーがオリジナル曲を作り、皆で振り付けを考えました。お笑いの表現って難しいなァとつくづく思います。」
DSCI1223.JPG
――今回会場に五十嵐劇場を選ばれた理由は?
(後藤)「昔からお世話になっていた馴染みの場所でしたし、爆男倶楽部時代の稽古場に雰囲気が近いんですよね。松尾スズキ作品というのは決して上品ではないタイプの勢いある空気があって、5月にりゅーとぴあで行われた〔マシーン日記〕でも女優さんの胸がポロリなんて場面があったりして。我々は男性ばかりなので男性の裸は若者から年寄りまでいくらでもお見せできるのですが(笑)そういった世界観を表現するのにちょうどフィットした会場だと思います。メンバーに大工の棟梁のような腕前を持つ者もいて、職人芸を発揮して装置を組んでくれます」
o0650086712562460940.jpg
――メンバーの方々は皆さん個性派なんですね!
(後藤)「固定の演出がいないので、今回は自分がまとめ役のような形になっていますが、演出らしい演出ということはあまりしておらず役者に任せている部分が大きいです。長年やっているとそれぞれポジションのようなものが確立されていて、お互い信頼もおけるし重宝しています」
DSCI1226.JPG
――稽古はいつも五十嵐劇場さんで行っているのでしょうか?
(後藤)「皆仕事があったり遠方から通いだったりなので9時くらいから日付を超えない程度に、五十嵐劇場でやっています。まあなにせ皆稽古が嫌いだし老体なもので(笑)短期集中型というやつです」
o0800060012551287856.jpg
――最後に、読者の皆様へのメッセージをお願いします。
(後藤)「年とったおじさんおばさんがまだまだ元気にやってるゾというお祭り騒ぎの様子を見に来て下さい!公演は結局は面白いか面白くないか、なので細かいことを考えずに、皆に見て楽しんで欲しいと思います」
DSCI1206.JPG
後藤ヂツさん、ありがとうございました。私たち若者から見て大先輩にあたる後藤ヂツさんのような方々が年齢を感じさせないパワフルさで芝居に現在進行形で取り組んでいる姿は、とても眩しく映りましたし、自分たちも将来的にこういった形で演劇活動を続けていきたいなあという気持ちにさせられました。

☆出演者の皆さんに一言コメントをいただきました!
DSCI1192.JPG
・長谷川欽也さん(写真右/[en]Jya輪舞曲)
「新潟ではなかなか見られないタイプの新鮮な芝居だと思います!ハマると、とにかく面白いです。」
・小林翔さん(写真左/[en]Jya輪舞曲)
「なんでもアリな芝居で、舞台上色んなものが飛び交います。迫力を感じて下さい」

・丸山祐三子さん
「人によっては好き嫌いが分かれるタイプのお芝居かもしれませんが、新潟でこういったタイプのお芝居やる人いないの?とも思います。若いメンバーにパワーを貰い、私たちもまたお互いに、そして見る人にパワーを与えられたらなと!」

・高橋郁子さん
「今日は写真撮影があるなんて、メイクしてきて良かった!(笑)勢いがあるお芝居ですのでそれを肌で感じて欲しいです」

・堀口さつきさん
「爆男倶楽部時代の見せ物小屋のような感じを残しつつ、ジェットコースターのような、気がついたらもう終わってたの!?という、あっという間の一時間半を楽しんで下さい!」

・橋爪丈さん
「(何か一言お願いします、という言葉に対し)あ!…ダンスだとかヨガだとかそういったものとは少し違う、普段の生活とはまた違う特殊な趣味ですよね、演劇というのは。58になる今でも何故続けられているかといえば、登山家がそこに山があるから、と答えるようなもので、好きだから、です。年寄りが頑張ってる劇団です。」

・久保朝太郎さん
「毎度のようにこれが最後、これが最後と言いながら、気がつけば30年以上。なんだかんだで、目立ちたがりやです」

☆公演情報
プロジェクトB@ZAN-TO第4回公演
「鬼狗里王国の野望」
o0537074512541766350.jpg
原作:松尾スズキ(ゲームの達人)
脚色:プロジェクトB
演出:後藤ヂツ

[日時]
2013/06/15(土)
19:00〜20:30
2013/06/16(日)
14:00〜15:30
※開場は各30分前になります。

[料金]
予約・当日ともに 1500円

[会場]
五十嵐劇場(新潟市西区五十嵐2の町7652-1 )

大きな地図で見る

お問い合わせ
080-5072-4705(丸山)
projectb.zanto@gmail.com

プロジェクトBブログ
http://ameblo.jp/project-bzanto/

文責:片野阿佐美(劇団@nDANTE
posted by 「例の掲示板」運営部 at 10:51| 新潟 | Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

第21回稽古場リポート|i-MEDIA俳優タレント科修了制作公演「ゴジラ」

DSCI1150_R.JPG
こんにちは。例の掲示板のへんみです。
今回は先日取材に行ってきました、国際映像メディア専門学校俳優タレント科修了制作公演の稽古場リポートをお届けしたいと思います。
国際映像メディア専門学校(i-MEDIA)の生徒さんとは、芸術のミナト新潟演劇祭のプレ企画のワークショップに一緒に参加する機会があり、こうしてまた取材に御伺いすることができ、演劇を通しての縁みたいなものを感じています。
しかも今回の脚本の「ゴジラ」は、自分が大学生の時に演出した作品で、芝居がどこで繋がるかわからない不思議な魅力みたいなものを感じています。
こんな不思議な繋がりから、わくわくしてi-MEDIAさんの稽古場に足を運んだのでした。

ではさっそく、俳優タレント科の講師でもあり、今回の公演の演出も担当する矢頭 勲先生にお話を伺います。
DSCI1164_R.JPG
––––まず初めに、国際映像メディア専門学校とはどんな学校ですか?
矢頭「声優・俳優・映画・映像業界のプロを育てる専門学校で、撮影現場でのインターンシップなどの実践的なカリキュラムを通じて、卒業後すぐに現場で適応出来る人材を育てています」
DSCI1174_R.JPG
––––今回の公演の演出のポイントなどを教えて下さい!
矢頭「今回の「ゴジラ」という脚本は80年代後半に書かれた作品で、80年代の頃の演劇というと唐十郎やつかこうへいを代表とするアングラ演劇、つまりはテンション芝居であり、まだまだ経験の乏しい俳優がいかに相手にテンションを伝えられるか、作用させることができるかということを念頭に演出しています」
DSCI1179_R.JPG
––––今年の初めにEdge Bronx Theaterがつかの「売春捜査官」を行いましたね。
矢頭「はい。つかの作品は人種差別などの問題が前面に出てきますが、このゴジラも同様に人を怪獣に置換えることで、人種差別、結婚差別の問題提起をうまく提示していると思います。また、ちょうどこの脚本が描かれた時代は、社会の家族構成が大家族から核家族への移行時期であり、家長の権限が弱まる様や家族関係が希薄になる様子を上手く揶揄しています」
DSCI1157_R.JPG
––––80年代を全く知らない子達にその辺りの内容は伝わりますか?
矢頭「そうですね、家長とか大家族とかは実感がなくても、その根源にある家族愛とか絆であったり、怪獣との恋を純愛として描いている様は伝わると思います」
DSCI1156_R.JPG
––––芸術のミナト新潟演劇祭のワークショップは生かされていますか?
矢頭「私自身もワークショップを見学させていただいて、谷さん、山崎さん、平塚さんの演技法に触れ、また柿喰う客の「発情ジュリアス・シーザー」から芝居を音として捉える手法も参考にしています。もともと音楽に芝居をつける、ショービジネス的な手法が得意なので、その手法と上手く融合させ、オーケストラ的な演劇を目指しています」
DSCI1155_R.JPG
––––自分も昔、この作品を演出していたので、どの台詞も懐かしいです。
矢頭「岸田國士戯曲賞を受賞しているだけあって、台詞一つ一つに意味があり、先に演出や答えを伝えず、生徒がいろいろやったり、考えたりしてから、ヒントを提示したりと指導しています」
DSCI1149_R.JPG
––––最後に、ズバリ今回の見どころは?
矢頭「セットもお客さんと俳優が一体となるように組んでいるので、自然にお客さんは俳優のテンションに包まれると思います。どのように怪獣であるゴジラが見えるか、そいうったところが見所になると思います。いろいろと話しましたが、単純に物語として面白い作品ですので、楽しんでいただければ幸いです」

今日は、本番前のお忙しい時にありがとうございました!
演劇祭のワークショップで会った時は、まだ初々しさが残る生徒さんたちでしたが、すっかり成長して逞しい芝居人になっていました。
「ゴジラ」は、1988年に第32回岸田國士戯曲賞を受賞した名作で、演劇に携わったことのある人間なら、一度は観るか演じるかした作品だと思います。
非常に馴染みやすい作品ですので、演劇を観たことのない方も、また演劇に興味のある方も、一度公演を通じてi-MEDIAさんの雰囲気を感じてみてはいかがでしょう?
このクオリティを無料でお楽しみいただける機会は滅多にないと思います。
是非とも、ご来場下さい。

++インフォメーション++
i-MEDIA俳優タレント科修了制作公演
「ゴジラ」
963833_603382043013399_672325768_o.jpg
脚本/大橋泰彦
日時/
6月8日() 18:00〜20:00
6月9日() 13:00〜15:00/A16:30〜18:30
※開場は開演の30分前
会場/国際映像メディア専門学校 i-MEDIA実習棟3Fスタジオ
入場料/無料(全席自由)
※要予約、整理券発行(日時指定・定員各回50名)

国際映像メディア専門学校
http://www.i-media.cc/godgilla.html

[補足]
会場の国際映像メディア専門学校i-MEDIA実習棟3Fスタジオはこちら

大きな地図で見る

文責:例の掲示板 へんみ(劇団第二黎明期
posted by 「例の掲示板」運営部 at 23:27| 新潟 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月29日

6月の公演情報

蒸し暑いですね〜。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
来月から、夏の演劇シーズンが始まります!
先陣を切るのは、東京からツアーで各地を回っている「劇団チャリカルキ」。
新潟がなんと、ツアー初日とのこと。
自分も創るつながるプロジェクトのメンバーとして、御当地ゲスト出演します。
是非とも、両日満席で迎えましょう! へんみ

チャリカルキのご予約はコチラから↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/50316ad6246058

Mama-チャリカルキ vol.8
「デリリオ」
mama8_130416_ol_o2.jpg mama8_130416_ol_01.jpg
場所:カフェ&居酒屋・鳥の歌(新潟市中央区本町通2-191)
料金:前売り当日共に1,980円
期日:25年6月1日19:00〜/2日13:00〜
ゲスト:創るつながるプロジェクト
http://www.charikaruki.com/
稽古場リポート
http://reynouneibu.seesaa.net/article/359962649.html

国際映像メディア専門学校声優科第6期生
舞台制作発表公演公演
「PANDORA Episode1〜時空の旅人〜」
場所:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 スタジオB
料金:無料(要予約、整理券発行)
期日:25年6月1日〜2日
http://www.i-media.cc/pandora.html
稽古場リポート
http://reynouneibu.seesaa.net/article/363998232.html

国際映像メディア専門学校俳優タレント科 
修了制作公演
「ゴジラ」
場所:国際映像メディア専門学校 i-MEDIA実習棟3Fスタジオ
料金:無料(要予約、整理券発行)
期日:25年6月8日〜9日
http://www.i-media.cc/godgilla.html

演劇製作集団あんかー・わーくす
第7回セルフプロデュース公演(湊物語シリーズ)
「GO TO 本町!」
場所:酒場 STAND&FIGHT
料金:1000円(1ドリンクつき)
期日:25年6月9日〜7月21日
http://www.tiny.jp/anchorworks/honcho/

剣舞道 峰精館
「劇剣詩舞〜新撰組・一人静〜」
場所:万代市民会館多目的ホール
料金:一般1500円/学生1000円
期日:25年6月15日〜16日
http://unitjoker.web.fc2.com/info/index.html
稽古場リポート
http://reynouneibu.seesaa.net/article/362467530.html

プロジェクトB@ZAN-TO第4回公演
「鬼狗里王国の野望」
場所:五十嵐劇場
料金:前売り当日共通・1500円
期日:25年6月15日〜16日
http://ameblo.jp/project-bzanto/

劇団上越ガテンボーイズ第35回本公演
「A plan which is never carried out」
場所:ジャンジャン下北沢
料金:確認中
期日:25年6月21日〜28日
http://gatenboyshomepage.web.fc2.com/newpage19.html

みっくすじゅ〜す倶楽部第12回公演
「Crimers Hi↑」
場所:シアターent.
料金:前売1500円・当日1800円
期日:25年6月22日〜23日
http://mixjuiceclub.web.fc2.com
posted by 「例の掲示板」運営部 at 15:50| 新潟 | Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。