プロフィール
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2014年07月31日

第42回稽古場リポート 劇団@nDANTE「農業少女」

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梅雨も明けてすっかり暑くなった夏の7月某日、
劇団@nDANTEさんの稽古場に突撃取材!してきました^^。

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役者の皆さんとダンス指導のYUPPEさんによる
白熱した稽古とダンス練習が行われていました。

劇団@nDANTEの主宰&演出の石川直幸さんにお話をお聞きしました。
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@劇団@nDANTEさんのメンバー構成を教えてください。

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基本的に私を中心にしながら流動的に、
この指とまれ的にメンバーを入れ替えながら活動をしています。
今公演に参加している団員は石川、後藤、片野、三浦の4名です。

ユニット性の強い団体なので、あんまりカチっと決めていないです。
実際ハンダンテ(アンダンテではないが、アンダンテの活動に
深く関わっている人間の総称)なる言葉もあるようですし笑。
まあ、やりたいことをやる、真摯な芝居作りをモットーにやっています。

A今回の台本を選ばれた理由や見どころはどんなところでしょうか。

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いつもそうですが、やりたいホン(戯曲)だからですね。
確信があったわけではないですが、
今の状況からみて、劇団が、私が、進むべき道はこの台本かなあと。
まだまだいっぱいあります。やりたいのは。

野田さんの戯曲は個人的に好きで、でもそれを自分が納得いく覚悟で
上演するにはいつもピースが足りないんですけど
今回はそれが揃ってしまった。いやー、幸せなことです。
その幸せを観客に配りたいですね。

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見どころ、という言葉が当てはまるかわかりませんが、
この作品と現実とがお互いを見つめあう形になってきたことを稽古場で感じます。
演劇はに非日常空間と言われますが、決して現実から切り離されたものではなく、
むしろ現実と双方向につながっているものだと思います。

基本的にお客様に下駄を預けているので
ここを見てくれ!っていうのはないんですが、
観終わった後にカタルシスを感じてくれたらとてもうれしいです。

B演出で気をつけているところやこだわりを教えて下さい。

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嘘をつかないでください。というのはいつも言ってます。
いや、お芝居は嘘なんですけど、それを理解したうえで本当にやってくれと。
いいお芝居にしようとか、精一杯いい演技しようとか思ってほしくないんですよ。
それはもう役者が舞台上で起こることを嘘と思ってやってるわけなので。
舞台で起こっていることを信じてほしいんですね。

写真 9.JPG
あとは役者がきっかけを自分から始めないように気をつけています。
相手役がそこにいて、観客がそこにいて、舞台の空気があって、
全部そこに実際にあるんですね。
そして戯曲からは台詞、インナーモノローグがあると。
照明も入る、音も入る。
それらを使って役を、命を表現するのが役者の仕事です。
それを無視して自分の中だけで生きちゃってる役者が多い。
だから役を演じることが気持ちいいんですよ。全部自分の都合でやれるから。
役は苦しいシーンのはずなのに演じ手の心は快楽でいっぱいなんですよ。
でも本当は人生は楽しいことだけじゃないじゃないですか。
苦しい心と戦う必要もあります。でもそれを乗り越えた時に、
いや、乗り越えずともその心の胎動がドラマだろうと。
そして観客が見たいのはそのドラマなんです。
ダンドリ芝居にはドラマがありません。もっと心と体に汗をかけ!

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あとは音ですね。ちょっと能書きを垂れますが
音って古い感覚器、いわゆる爬虫類の脳で感じるんです。
寝たい、食べたい、ヤリたい、こーゆー本能を感じる脳です。
逆にことばってモダンなんですね。読んで話して伝えると。視覚と聴覚の融合です。
だから音楽は深く暗く人間の心を動かすんです。
そんな強力なツールを舞台上で運用していくわけなんで、
きちんと舞台と噛み合っていること、これはかなり気をつけてます。
私の演出する作品は最後の曲が稽古前には決まっていることが多いです。
ただ、今回はすでに戯曲に書いてあるという笑
でもこれは逆に野田さんからのヒントというか、意思ですよね。
この曲が最後に鳴る。ではそこに着地するためにどう足を運んで行くのか。
終焉にむけた90分間の最後にどのような結末がまっているのか、
役者、戯曲、美術、観客、すべてが一体となった総合芸術の醍醐味を是非感じに来てください。

C浴衣少女割引きについて、情報をお願いします。

写真 16.JPG
あー、それを聞いてしまいますか。(苦笑)
いや、正直このサービスを当初提示したときに俺と後藤は
どうで浴衣なんて2〜3人しか来ないよ、多くても片手超えないだろ、
とか言ってたんですけど、こんなに反響があるとは思わなかった。
えー、言ってしまうと、浴衣で来た女性の方は1,000円OFFします。
【自称少女】でOKです。
はい、バカです。制作的にはやりすぎです。でも、自分が客の立場だったら、
例えば浴衣できたら1,500円の芝居を1,000円に!と言われても
正直みみっちいなとおもうんですよ。いまどき500円じゃランチも食えないし。
お客さんもお客さんで他のお客さんに
「うわ〜あの人500円欲しさに浴衣できちゃってるよ〜激けちカネカネ丸〜☆」
って思われるもの可哀想じゃないですか。
だからここは攻めようと。長岡花火も意識して。話題性もあるし。
と思ってネタ扱いでやってみたら。、。
まあ、あー、なんだ。・・・お手柔らかに。
すみませんウダウダ言いません、どうか、どうかご来場ください。このとーり!
写真 20.JPG

====
役者の皆さんにも質問をさせていただきました^^。

@あなたの演じる役について教えてください。
A公演への意気込みについて教えてください。


神保貴子
農業少女/神保 じんぼさん.JPG
@私が演じる百子は都会にあこがれて田舎から東京へ飛び出してきた女の子です。
A今まで経験したどの公演よりも一番出番が多く・台詞が多くて大変です、頑張ります!
最初に他の御三方が世界観を作ってくれるので、私は百子としてそこに生きられたらいいなと思います。

後藤忠彦
農業少女/後藤
@都罪は身勝手でいただけない人物ですが、彼の歪んだ才能は、人を共感させ時代に食らいつきます。
好き嫌いはあると思いますが、僕はこいつのいかがわしさが好きです。
Aずっとやりたいと思っていた作品に、
ずっとやりたいと思っていた役で出演できることは、名誉としか言いようがありません。

美濃麻実子
農業少女/美濃 みのさん.JPG
@「大阪弁の女」。百子ちゃんと東京までご一緒する役です。
A経験も何もないのにこちらの作品に参加させていただき、とても光栄です。
ありがとうございます。よろしくお願いいたしします。

石川
農業少女/石川 いしけんさん.JPG
@叶わぬ恋に身をやつした男。
A今公演はもう、私のそのものです。

=====
写真 17.JPG
今日は小針青山公民館で閉館時間まで稽古を行い、
その後NPS稽古場に移動して「青春」(もしくは「おかわり」)稽古も行われていました。
稽古場を梯子しての長丁場、気合いと体力をフル稼働しての稽古でした。

写真 22.JPG
今回もそうでしたが、稽古場を持たずに公民館等を稽古場所としている団体さんは
閉館時間(21時~21時半)の後の稽古場所に苦慮しているのだなと再実感しました。

そんな中、ここで創るつながるプロジェクトよりちょっと宣伝を!
@nDANTEの石川さんも所属している創るつながるプロジェクトでは
シアターent.の閉鎖に伴い、新しい劇場の設立に動いてきました。
そしてこの度、諸処の手続き・申請が通り、
古町(東掘のゴールデンピックスの地下)に新劇場を創ることになりました。
11月のプレオープンを目指して8月より改修作業を行います。
新しい劇場では稽古利用としての時間貸しも出来る予定ですので、
(しかも、夜遅い時間もOKです!)是非是非ご利用頂けたらと思います^^。
また8/7まで、新しい劇場の名称も公募しております。
皆さんに愛される場所になれればと思いますので、ご支援宜しくお願いします!
(詳しくは創るつながるプロジェクトで検索下さい!)

以上、宣伝&案内終わります!


劇団@nDANNTEさんは毎回、様々な作家さんの脚本で新しい世界を魅せてきてくれました。
今回は魅力的な女優陣を迎えての4人芝居、益々期待が高まります。

また、劇団HPでは今回の取材ではお伝えきれない稽古風景のblogもございます。
http://andantepage.web.fc2.com/
こちらも是非ご覧ください

今週末、女子は浴衣を来て男子と一緒にデート気分で観劇なんて如何でしょうか。
是非皆さんお誘い合わせのうえ、万代市民会館へ行きましょう!

++インフォメーション++

劇団@nDANTE第9回公演
「農業少女」
作:野田 秀樹 演出:石川 直幸

農業少女

◆あらすじ
この国の西の果てに農業という駅がある。
ある日、農家の娘、百子(神保)は
東京行の電車に乗り込んだ。
そこで出会った都市達(後藤、美濃)が与える夢を
盲目的に愛してゆく百子。
そんな百子を見つめ、恋する男ヤマモト(石川)。
それぞれの希望を動力として燃やし尽くしながら、
電車は結末にむけてひた走る。

のうぎょうからとうきょうへ。
舞台から世界へ。
言葉も時間も空間も越えて、
欲望と妄想がゴウゴウと渦巻くこの世の中に
一途に引かれた「想い」の物語。
たった4人のキャスト陣が、
@nDANTE史上最大のスケールでお送りする。

◆キャスト
神保 貴子(無所属)
後藤 忠彦
美濃 麻実子(中央ヤマモダン)
石川 直幸

◆上演日時
8月2日(土) 19:00〜
8月3日(日) 13:00〜  17:30〜
※上演時間は100分を予定しております。

◆会場
万代市民会館6階 多目的ホール

◆チケット料金
一般前売 1,500円
学生前売 1,000円
(当日券はそれぞれ300円増)

<ご予約・お問い合わせはこちらへ>
Tel. 090-9425-6193 (劇団@nDANTE)
E-mail. andante.customer@gmail.com

◆上演にあたって
テクノロジーによって世界は片手で収まるほど狭くなった。
僕らはインスタントに共感できる想いを探し繋がっていく。
でもこのわけのわからない現実ではどうだ。
手を繋ぐのだって容易ではない。
五感を使って心の距離を近づけることが
ド下手クソになっている。そんな気がする。

生身の人体の宇宙は広がり続ける。
その孤独を泳いで君のいる部屋へと
たどり着くことはできるのだろうか。
僕はできると信じている。 なぜ。
人が人を想う気持ちは、ひょいと時空を超えられるからだ。

――しかし。

ではたどり着いたその結末に、何が待っているのか。
それは、わからない。
だから、僕は戦わなけれならない。
鼻水垂らして、がくがくする膝で踏ん張って、
これから相対する未来と勝負しなくてはならない。
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衝撃!「浴衣少女」割引!

同日開催される、
某花火大会も併せてお楽しみいただけるよう、
当日浴衣でご来場の女性の方は
チケット料金を1,000円OFFいたします。(年齢制限無)
なお、浴衣でお越しの男性へのサービスはございません。
ご了承ください。

会場の万代市民会館はこちらです。

大きな地図で見る

文責:小山由美子(劇団カタコンベ/創るつながるプロジェクト)
koyama.JPG
posted by 「例の掲示板」運営部 at 12:16| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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